看護セミナー

令和8年1月31日(土)看護セミナー

テーマ『不整脈カテーテル治療にまつわる看護のポイント』
担 当大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学 坂田 泰史
開催日時2026年1月31日(土)13時00分~15時00分

大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学 
岡 崇史

 2026年1月31日(土)に、(公社)大阪ハートクラブ看護セミナーを Web開催し、70 名をこえる参加登録をいただきました。今回のテーマは、我が国でも増加の一途をたどるカテーテルアブレーションと植え込み型心臓デバイスに焦点をあて、「不整脈治療にまつわる看護のポイント」としました。第一部では、実践報告として、大阪大学医学部附属病院に勤務されている3名にご講演いただきました。まず、循環器内科病棟の赤松宏輝副師長から、「病棟における不整脈カテーテル治療周術期管理」ついてお話いただきました。パス入院されている患者が、施術されクリニカルパス通りに退院できることを目標とし、看護師によるきめ細かいケアが随所にちりばめられていることを知りました。次の城田智子放射線部副師長からの「不整脈治療術中管理」では、アブレーション術中にダイナミックに変化していく患者の状態の注目点や、合併症を減らす工夫を紹介いただきました。臨場感のある講演内容でした。最後に、循環器内科病棟薬剤師の鳥居七海先生からの「不整脈治療に関する周術期薬剤管理」のお話では日々の疑問に多くの答えをいただきました。アブレーションには抗不整脈薬や抗凝固薬の管理が必須ですが、各薬剤の継続・中止の根拠から、陥りやすいまでピットフォールまで丁寧にお話いただきました。
 第二部の教育講演では、国立循環器病センター看護師の服部和子先生から、「デバイスナースの
視点からのデバイス植え込み患者の管理」をお話いただきました。リモート回線トラブルを克服し、すばらしいご講演が実現しました。服部先生が専門とされるデバイス看護とは、デバイス患者の
生活環境整備、心理的変化のケア、デバイスに関する情報提供を行っていくことです。特に終末期のデバイス管理、植え込みを決断できない患者との接し方、ショック作動に動揺する患者の導き方など、多くの自験例を挙げてご教示いただきました。われわれはデバイスの、治療機器としての側面ばかり考えがちですが、患者の心理やADLに与える影響を勘案しつつ、包括的なサポートを行うべきであることを学びました。
 盛り沢山の講演内容に対して、視聴者からも本セミナー全体を通して多数の質問をいただき、
今回のテーマに対する高いニーズを実感しました。あっという間に過ぎた2時間となりました。
関係者の皆様、また参加者の皆様に心より御礼申し上げます。