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市民健康講座

第311市民健康講座 (H27年7月6日)

テーマ「 しなやかな血管が健康の10割  ~ 健康長寿のためにできること ~ 」
講 師大阪市立大学大学院医学研究科 循環器内科学
 准教授  島田 健永 先生
開催日時2015年(H27年)7月6日

 アメリカの医学者、ウィリアム・オスラー先生の「人は血管とともに老いる」という言葉をご存知でしょうか?  つまり根本的な老化とは「血管が衰えること」を意味しています。  血管が衰えると、細胞や臓器に栄養分や酸素が届きにくくなり、血管が狭くなったり(狭窄)、閉塞が起こったりするリスクが高くなる――健康を脅かす「動脈硬化」が始まってしまうのです。  

 しかし、反対に言えば「血管が若々しく保たれていれば、いつまでも健やかに過ごせる」ということであり、当講演では長年循環器の患者さんを見てきた循環器内科医が、血管の仕組みをわかりやすく解説しつつ、その“しなかやさ”と“みずみずしさ”を保つ、具体的な健康生活習慣を提案します。  

(健康生活習慣の一例)  

 ・「インターバル歩行」で腸腰筋を鍛える  

 ・食後のウォーキングで効率よく血糖・血圧を下げる  

 ・1週間21食のうち、5回は魚を食べる  

 ・コーヒーと緑茶で血管を守り糖尿病を防ぐ  

  ・よく寝てもダメ、5?9時間の睡眠時間を  

 ・「腹八分の食事」で若返り、長寿をかなえる  

 ・貝原益軒「養生訓」は本当に正しい。

 脳梗塞、心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病ほか、詰まらない、硬くならない、破れない、プツッと切れない―だから病気は怖くない!平均寿命よりも目指すは健康寿命です。誰にも介護されずに元気に生きる。 「70歳からの健康寿命」を血管の力でかなえる!!食事制限、運動、禁酒・禁煙、仕事も“なんでも八分目”習慣が効果的です。

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