第314市民健康講座 (H28年1月18日)
我が国における心不全患者は増加しており、その理由として高齢になると心不全罹患率が著明に増加することがあげられる。また死亡数がやや減少傾向にある急性心筋梗塞と…
我が国における心不全患者は増加しており、その理由として高齢になると心不全罹患率が著明に増加することがあげられる。また死亡数がやや減少傾向にある急性心筋梗塞と…
心臓リハビリテーションという言葉があります。リハビリテーションと聞いて、すぐに運動を連想しますが、実は運動の他に、食事(塩分、脂肪分、水分の管理)、禁煙、1…
超高齢社会をすでに迎えている日本では、健康寿命延伸のため、要介護への移行を防止することが急務となっています。高齢者において増加する衰弱(フレイル)、転倒・骨…
アメリカの医学者、ウィリアム・オスラー先生の「人は血管とともに老いる」という言葉をご存知でしょうか? つまり根本的な老化とは「血管が衰えること」を意味して…
年齢とともに血管は傷つき、その機能が低下し、しなやかさも失われてきます。動脈硬化とは、血管の老化ともいえるかもしれません。年齢以上に血管の老化をすすめる因子…
日本において脳血管障害(脳卒中)は年間124万人が罹患し、寝たきり患者の35%を占めて最も多く、年間12.2万人の死因となる国民病です。脳卒中には、脳を栄養…
大動脈解離・大動脈瘤は増加傾向にあり、2013年の厚生労働省人口動態統計では第10位の死亡主因疾患となっています。とくに大動脈瘤は破裂するまで無症状に経過す…
急性心筋梗塞の治療は、カテーテルを用いた経皮的冠動脈形成術による再灌流療法の開発や冠疾患集中治療室の普及など、過去30年間で著明な進歩を遂げました。病院に搬…
癌や心筋梗塞、脳卒中を発症すると大騒ぎですが、蛋白尿や軽度の腎機能障害に代表される慢性腎臓病(CKD)は軽視されてきました。 しかし、CKDの概念が普及する…
心臓外科手術の成績は向上し、手術死亡率は2%を切るようになっています。最近では、抗凝固療法を回避するための生体弁使用頻度が増加し、低侵襲心臓外科手術として人…