| テーマ | 最新のトピックスに心エコーで迫る! |
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| 担 当 | 国立循環器病研究センター 泉 知里 |
| 開催日時 | 2026年2月7日(土)15:00~16:45 |
2026年2月7日に、大阪ハートクラブ主催 令和7年度超音波セミナーを開催しましたのでご報告させていただきます。
今年は、『最新のトピックスに心エコーで迫る!』と題しまして、最近新規治療薬マバカムテンが使用できるようになり注目を浴びている肥大型心筋症と、3月から開始される三尖弁に対するカテーテル治療を取り上げました。
肥大型心筋症は、通常、患者さんの予後はそんなに悪くない疾患なのですが、中に致死的不整脈や心不全を引き起こす重大な転帰をとる患者さんがおられます。肥大型心筋症とその病型を正しく診断し、それぞれの患者さんの今後の見通しを立てるには、心エコー図検査で正確に評価することが重要です。2025年4月から使用できるようになったマバカムテンは、流出路狭窄を有し、ベータ遮断薬などの通常の薬物治療でも症状が改善しない患者さんに対して有効性が示されており、今まで中隔心筋縮小術をしなければならなかったような患者さんに対して、画期的な治療薬として注目されています。このマバカムテンの使用のためには、やはり心エコーで流出路狭窄を正しく診断することが必要であり、今回の超音波セミナーで取り上げさせていただきました。
三尖弁に対するカテーテル治療TriClip®は、2026年3月1日から使用可能になり、まさに旬の話題であると言えます。今まで手術成績が悪いハイリスクの重症三尖弁逆流の患者さんに対して、新たな一手になると期待されており、その適応の評価にはやはり心エコーが重要な役割を果たしています。
今年は、このようなトピックスに興味を持っていただけたのか、昨年よりも多い、50名を超える先生方やコメディカルの方に視聴していただくことができました。この会を通じて、心エコー図検査の魅力をアピールしつつ、最新治療の情報もみなさんと共有していければと思っています。
講師の先生方、またご視聴いただきました皆様、どうもありがとうございました。来年もまた、
よろしくお願いいたします。
