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超音波セミナー

「 心エコー塾 2016.2.13 」報告書

テーマ「 心エコー塾 2016.2.13 」報告書
担 当大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻機能診断科学講座  中谷 敏 先生
開催日時2016.2.13

 今年も大阪大学医学部附属病院卒後教育開発センターの後援の下、2016年2月13日、大阪大学医学部附属病院14階会議室において大阪ハートクラブ超音波検査セミナー「心エコー塾」を開催させていただきました。このセミナーは少人数で自由に質問できる雰囲気を大切にしたいと考え、「塾」と名付けて7年前から定期的に開催させていただいています。開催にあたってご協力いただいた大阪大学医学部附属病院卒後教育開発センターの先生方にこの場を借りて 感謝いたします。今年は卒後教育開発センターからの案内方法を変更いただいたせいもあり、開業医の先生、勤務医、研修医、心エコー検査技師、臨床工学技士など計45名と例年より多くの方に参加いただくことができました。講義は大阪大学医学部附属病院超音波センターの藤田麻理子技師による「エコー・ドプラ計測の基礎とコツ」、大阪大学先進心血管治療学講座特任准教授の浅沼俊彦先生による「虚血性心疾患のみかた」、大阪大学医学部循環器内科の大西俊成先生による「弁膜症のみかた」、大阪警察病院循環器内科の竹田泰治先生による「心筋症のみかた」、大阪大学医学部附属病院超音波センターの勝木桂子技師による「先天性心疾患のみかた」と 計5つを行いました。また開始前に受講生の方に質問記入用紙を配布しておき、すべての講義が終わったのちに回収してその質問にその場で回答するQ & Aセッションも最後に私が行わせていただきました。それぞれ30分間の講義でしたが、各分野のエッセンスがおわかりいただけたのではないかと思います。各講義後の質疑に対しても、演者の先生方には教科書には書かれていないようなご自身の経験に基づいた本音をお答えいただき出席者の方々も得心いただけたのではないでしょうか。研修を始めた先生やエコー初学者にとって心エコーというものに慣れ親しむことは極めて重要です。また技師さんはともすれば独善的になる検査の仕方を時折再 チェックすることが必要です。その意味でこの心エコー塾は意味があるのではないかと思っています。また病院会議室という比較的小さい部屋でお互いの顔が見える環境で行うことができるのも貴重ではないかと考えています。次回以降も、大阪ハートクラブ会員の先生方、あるいは関連施設の先生方が心エコー検査に対しての理解を深めるお手伝いをできるよう努力して 参りますのでよろしくお願いいたします。