テーマ | 「 心エコー塾 2020.2.8 」報告書 |
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担 当 | 大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻機能診断科学講座 中谷 敏 先生 |
開催日時 | 2020.2.8 |
今年も大阪大学医学部附属病院卒後教育開発センターの後援の下、2020年2月8日に、大阪ハートクラブ超音波検査セミナー「心エコー塾」を開催させていただきました。私が担当させていただくのも今回が最後です。ということで今までは主に大阪大学医学部附属病院の会議室で研修医の先生や心エコーの初心者を対象に基礎的な講演を行っていましたが、今回は趣向を変えてcutting-edge echoをテーマにエキスパートの先生方から最先端の知識を教えていただくことにしました。きっとたくさんの方に来ていただけるだろうということで会場も大阪大学中之島センターに変えての開催としました。 今回は、国立循環器病研究センター心不全科の天野雅史先生に「弁膜症・心筋症を徹底解剖!運動負荷を追加してわかること」、大阪大学医学部循環器内科学の竹田泰治先生に「SHD治療における心エコー図の役割」、国立循環器病研究センター心不全科の泉 知里先生に「3D心エコー図を臨床に活かす」、大阪大学医学部保健学科の浅沼俊彦先生に「心筋ストレイン:測定すべき病態と解析のknow-how」の話をしていただき、そして最後に私が「Vortex Imaging:心腔内渦流から何がわかるか」の話をしました。いずれも旬の話題で、しかも熱のこもった話ばかりで、私も大変勉強になりました。参加いただいた方もきっと同じ感想を抱かれたことと思い ます。 演者のネームバリュー、内容の新しさに加えいつもより宣伝活動を多めにしたこともあって、今回は60名程度の参加者に来ていただくことができ、さらには立ち見まで出るという盛況ぶりでした。私は今回で超音波検査セミナーの担当を降りますが、 次回以降も、大阪ハートクラブ会員の先生方、あるいは関連施設の先生方が心エコー検査に対しての理解を深めることができるよう、同僚や部下の先生方、技師さんなどに積極的にお声がけをいただければと思います。私も微力ながら応援したいと思いますので、引き続き超音波セミナーをどうぞよろしくお願いいたします。