昨年に引き続き、2023年2月4日に、大阪ハートクラブ主催　令和４年度超音波セミナーを開催しましたのでご報告させていただきます。
　COVIT-19の状況が読めない中、今年度も全面Webで開催にすることにしました。
前回は弁膜症をテーマにしましたので、今回は、弁膜症と同様に心エコー図が診断において中心的な役割を果たす、『心筋症』をテーマに取り上げ、特に肥大をきたす疾患について4人の先生方に
講演をお願いしました。
　心エコー図検査で肥大した心筋をみた場合に、どのような疾患を考え、どのように検査を勧めていくか？最近では、治療可能な二次性心筋症もあり、その早期診断において心エコー図検査はゲートキーパー的な役割を果たします。特にダイバーシティの点から女性の講師を選んだわけではないのですが、周りを見わたしながら、魅力のある講演をしてくれる人を選んだら、4人中3人が女性講師となってしまいましたが、どの講演も期待通りのクオリティで、私自身も大変勉強になりました。
　オンサイトで直接顔を合わせることができない寂しさはありますが、患者さんの診察などでお忙しい先生方にとっては、むしろWebセミナーのほうが短時間でも聴講いただけるというメリットも有るように思います。今年は51名の先生方やコメディカルの方に視聴していただくことができました。この超音波セミナーを通じて、少しでも多くの方に心エコー図検査の魅力を知っていただけるよう、次年度もまた魅力あるプログラムを考えたいと思います。
　こんなことが聞きたい、こういう企画をして欲しい、などありましたらご意見いただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。