テーマ | 「 心エコー塾 2013.2.23 」報告書 |
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担 当 | 大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻機能診断科学講座 中谷 敏 先生 |
開催日時 | 2013.2.23 |
大阪ハートクラブは従来から循環器病学の啓蒙活動に熱心に取り組んでこられています。大阪ハートクラブ超音波検査セミナーもその一つであり、私はこのセミナーに「心エコー塾」と名付け、4年前から定期的に開催させていただいている次第です。今年も大阪大学医学部附属病院卒後教育開発センターの後援の下、2013年2月23日、大阪大学医学部附属病院14階会議室において開催させていただきました。ご担当いただいた大阪大学附属病院卒後教育開発センター真野敏昭先生にこの場を借りて感謝いたします。さて当日は、研修医、開業されている先生、他施設に勤務されている心エコー検査技師など約15名の先生方にご参加いただきました。講義は大阪大学医学部附属病院超音波センターの勝木桂子技師に「エコー・ドプラ計測の基礎とコツ」、大阪大学先進心血管治療学講座特任准教授の浅沼俊彦先生に「虚血性心疾患のみかた」、大阪大学循環器内科の竹田泰治先生に「心筋症のみかた」、そして私が「弁膜症のみかた」と計4つを行いました。また開始前に受講生の方に質問記入用紙を配布しておき、すべての講義が終わったのちに回収してその質問にその場で回答するQ & Aセッションも最後に行いました。今回は受講対象者として“ある程度、循環器や心エコー検査に対する知識のある人が望ましい”と明記していたこともあり、講演では初心者が陥りやすいピットフォールからやや先進的な知識まで網羅しました。そのかいあってか、最後に回収したアンケートではほぼ全員の方から、今後も参加したい、とのお声をいただき、また講義内容についての5点満点の採点では、平均4.3点と高得点をいただきました。受講者が多岐にわたった割にはほぼ皆さんにご満足をいただいたのではないかと思います。このセミナーを「心エコー塾」という名前にしたのは、比較的少人数でアットホームな雰囲気の中、受講者から気楽に質問していただき、ディスカッションをしたかったからですが、アンケート結果から判断するにその目的は概ね達成できたのではないかと思っています。次回以降も、大阪ハートクラブ会員の先生方、あるいは関連施設の先生方が心エコー検査に対しての理解を深めるお手伝いをできるよう努力して参りますのでよろしくお願いいたします。